【2025年最新版】麻雀店（雀荘）を開業するなら必須！風営４号営業許可と料金規制のポイント徹底解説
admin麻雀人口の増加、Mリーグ人気、観光客の利用拡大により、全国で「麻雀店（雀荘）を開業したい」という相談が急増しています。しかし、麻雀店は通常の飲食店とは異なり、**風俗営業許可（風営法4号営業）**が必要な業態です。
風営法の理解不足や料金設定違反により、営業停止や罰則のリスクが発生するケースもあるため、開業前の法令理解は不可欠です。
本記事では、これから麻雀店を開業したい方・許可取得を検討している事業者向けに、以下をわかりやすく解説します。
✅ 風営4号営業とは？
✅ 麻雀店に必要な許可・申請手続き
✅ 開業前に満たすべき店舗要件
✅ 法律で定められた麻雀料金規制（法第17条）
✅ 賞品提供禁止（法第23条第2項）
✅ 違反した場合のリスク
✅ よくあるトラブル・注意点
■ 麻雀店は「風営4号営業」に該当
麻雀店（雀荘）は、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律により、**風営法第4号「遊技場営業」**として規制されています。
そのため、営業開始前に都道府県公安委員会へ風俗営業許可申請を行い、許可を受ける必要があります。
【風営4号の代表例】
- 麻雀店（フリー麻雀・セット麻雀）
- パチンコ店
- 図画遊技場
無許可営業は即違法となり、刑事処分・営業停止・廃業の可能性があります。
■ 開業前に必要な主な要件
麻雀店の許可申請には、以下の基準を満たす必要があります。
✅ 店舗構造要件
- 防音性能
- 出入口の視認性
- 窓やテラスの遮断措置
- 客室床面積の基準
- 排煙設備
✅ 営業所周辺の制限
- 学校・病院・図書館などの保全対象施設との距離規制
- 住居専用地域での営業不可
✅ 申請者の欠格要件確認
- 破産者、前科、暴力団関係などの審査
※要件を満たさないまま内装工事をすると、許可が下りない可能性あり。
✅ 必要書類（全国共通例）
- 風俗営業許可申請書
- 営業方法書
- 誓約書
- 住民票（個人）／登記事項証明書（法人）
- 店舗賃貸借契約書
- マージャン台の配置図
- 求積図・求積表
- 立面図・平面図
- 照明・防犯設備資料
- 交通案内図／周辺略図
✅ 図面は警察審査に最重要。専門家作成を推奨
■【重要】麻雀店の料金設定は法律で上限が決まっている（法第17条）
麻雀店の大きな特徴は、遊技料金が法律で細かく定められている点です。
✅ 客1人あたり
| 卓の種類 | 1時間の上限 |
|---|---|
| 全自動卓 | 600円＋消費税等 |
| 手動卓 | 500円＋消費税等 |
✅ 卓1台あたり
| 卓の種類 | 1時間の上限 |
|---|---|
| 全自動卓 | 2,400円＋消費税等 |
| 手動卓 | 2,000円＋消費税等 |
つまり、
■「フリー麻雀 1人800円」
■「セット麻雀 1卓3,000円」
といった料金設定は法令違反になります。
国の運賃規制のように、射幸性を抑えるため法律で料金が管理されているため、開業時には必ず料金表を作成し、上限を超えないよう注意しましょう。
■ 麻雀店は賞品提供が禁止されている（法第23条第2項）
パチンコ店では「景品交換」が認められていますが、麻雀店では一切禁止されています。
✅ 禁止例
- 勝った人に金銭・商品を渡す
- トーナメント優勝者にギフト券
- ポイント貯蓄で景品交換
- 物品提供・店内サービス券付与
たとえ小額でもアウトです。
「イベントだから大丈夫」と誤解しやすいですが、警察の立入検査では特に確認される項目です。
■ 違反した場合のリスク
- 営業停止命令
- 許可取消処分
- 刑事罰（懲役・罰金）
- 風評被害・廃業
- ホームページ内容による摘発もあり
風営法違反は自治体や警察が非常に厳しく運用しています。
■ 特に多いトラブル・指摘例
✅ 料金設定が上限を超えていた
✅ 店舗改装後、基準を満たしていなかった
✅ 無許可で営業開始してしまった
✅ 賞品付きイベントを開催した
✅ 申請図面の不備
開業前の事前調査・申請計画が非常に重要です。
まとめ｜麻雀店開業は法律理解と専門サポートが重要
麻雀店（雀荘）は需要が高く参入しやすい一方、風営法の厳格な規制がある特殊な業態です。
✅ 風営4号営業許可が必須
✅ 店舗要件・構造規制あり
✅ 料金は法定上限以内
✅ 賞品提供は禁止
✅ 違反すれば営業停止の可能性
安全・合法的に開業するためには、早い段階で専門家へ相談することをおすすめします。
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