風俗営業1号：社交飲食店（キャバクラ・ホストクラブ等）

概要： 接待を伴う営業（客と従業員が同席して歓待する接客行為）を行う業種は風俗営業1号に該当します。許可制で、警察（公安委員会）への申請が必要です。
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• 代表例： キャバクラ、ホストクラブ、社交飲食店
• 手続： 風俗営業許可申請（都道府県公安委員会）
• 注意点： 接待行為の有無（特定客への優遇も接待扱い）、保全対象施設との距離、用途地域、管理者の欠格事由等。

風俗営業4号：マージャン店・パチンコ等（遊技場営業）

概要： マージャン台やパチンコ機等を設置し客に遊技をさせる営業は風営4号です。許可（風俗営業4号）が必要で、遊技料金・賞品提供等に関する法令遵守が厳格に求められます。
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• 代表例： フリー麻雀店、貸卓（セット）麻雀、パチンコ店
• 手続： 風俗営業許可申請（管轄警察署→公安委員会）、図面・設備要件の確認
• 重要な注意点：
  • 麻雀の料金上限（法第17条）を厳守：全自動卓：1人1時間660円まで・1卓1時間2,640円まで、その他の卓：1人1時間550円まで・1卓1時間2,200円まで。
  • 遊技結果に応じた賞品の提供は全面禁止（法第23条第2項）。トーナメント賞品・景品交換等も違法となる。

風俗営業5号：ゲームセンター・ポーカーバー等

概要： ゲーム機等を用いて遊技を提供する業種のうち、例示されるものが5号営業に該当します。都道府県により運用が異なる点に注意が必要です。
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• 代表例： ゲームセンター、デジタルダーツ（運用状況により適用除外あり）、アミューズメントカジノ、ポーカーバー
• 手続： 風俗営業許可（5号）や必要な届出・警察の事前相談
• 注意点： 換金・景品取り扱い、会員管理・コイン管理の方法（外部で確認可能な会員記録はNG）等の規制があるため運用設計が重要。

特定遊興飲食店営業：ナイトクラブ・ライブハウス等

概要： 深夜に音楽・ダンス・ショー等の遊興を提供する営業は「特定遊興飲食店営業」に該当することがあります。客室面積や立地（営業時間延長許容地域等）要件があるため、物件選定での注意が必要です。
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• 代表例： ナイトクラブ、ディスコ、ショーパブ、マジックバー、ライブハウス
• 手続： 特定遊興飲食店の許可申請（必要に応じて深夜酒類届出や風営関係の手続）
• 注意点： 騒音・防音設備、避難経路、客室面積（1室33㎡以上など）等の適合性確認が必要。

深夜における酒類提供飲食店営業：バー等

概要： 深夜（概ね0時以降）に酒類を提供して営業する店舗は「深夜における酒類提供飲食店営業」の届出が必要です。届出制ですが、接待行為がある場合は風営許可が必要になります。
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• 代表例： バー、ガールズバー、コンセプトカフェ（コンカフェ）、スナック
• 手続： 営業開始10日前までに管轄警察署への届出（都道府県による）
• 注意点： 「カウンター越し＝接待ではない」という誤解に注意。特定顧客への個別接客や指名制・隣席など接待実態があれば風営1号に該当する場合あり。

無店舗型性風俗特殊営業：デリヘル・通信販売型アダルト

概要： 店舗を持たず、派遣・出張・通信販売等の形態で性風俗サービスを提供する事業は無店舗型性風俗特殊営業に該当します。届出義務・運営管理が厳格です。
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• 代表例： デリバリーヘルス（デリヘル）、ホテルヘルス、出張ヘルス、アダルト商品の通信販売
• 手続： 届出（警察署／公安委員会）および運営体制の明確化
• 注意点： 労務管理・年齢確認・安全対策・個人情報保護が重要。無届営業の罰則リスクあり。

映像送信型性風俗特殊営業：アダルトサイト等

概要： アダルト動画配信・ライブチャット・ビデオ通話型アダルト等の映像送信による性風俗サービスは届出制の対象です。オンライン事業でも国内運営主体は規制対象となります。
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• 代表例： アダルトサイト、ライブチャット（アダルトチャット）プラットフォーム、オンデマンド配信
• 手続： 映像送信型性風俗特殊営業の届出（管轄の生活安全課へ）
• 注意点： 出演者の年齢確認、使用承諾（事務所・スタジオ）、配信ログ管理、サーバー管理・個人情報保護が必須。

インターネット異性紹介事業：出会い系サイト等

概要： マッチングサイト・出会い系掲示板等を運営する場合、インターネット異性紹介事業の届出が必要です。児童（18歳未満）排除や年齢確認の体制が厳しく求められます。
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• 代表例： 出会い系サイト、マッチングアプリ、掲示板型マッチングサービス
• 手続： 公安委員会への届出（管轄警察署経由）
• 注意点： 年齢確認方法、利用者情報の管理、未成年者対策、虚偽届出のリスク。

デートクラブ営業（交際クラブ）

概要： 会員制で異性との交際を仲介するデートクラブ・交際クラブは、都道府県ごとに届出が必要となることがあります。広告表現や従業員管理に注意が必要です。
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• 代表例： デートクラブ、交際クラブ
• 手続： 届出（各都道府県公安委員会の運用に従う）
• 注意点： 未成年者の利用禁止、広告表現規制、会員情報管理。

風俗案内業（風俗無料案内所）

概要： 風俗店への案内業務を行う無料案内所等は「風俗案内業」に該当します。届出義務と共に広告・案内方法に関する規制があります。
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• 代表例： 無料案内所、風俗情報サイト（案内業に該当する場合）
• 手続： 風俗案内業に関する届出・規制の遵守
• 注意点： 案内方法や広告が違法遊興の助長とならないよう留意。

特定異性接客営業（JKリフレ・カフェ・散歩等）

概要： 「特定異性接客営業」は、制服や若年イメージを用いた接客など、青少年を連想させる接客サービスを規制する東京都の条例に基づく区分です。届出・禁止事項が厳格です。
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• 代表例： 制服リフレ、学制服を模したカフェ、若年層を想起させる送迎・散歩サービス等
• 手続： 東京都の届出（管轄警察署経由）および条例の適合性確認
• 注意点： 18歳未満の従事禁止、広告表現の制限、衣服や演出の審査対象。

特定衣類着用飲食営業
（下着・水着等を着用・接待を伴わないバー・カフェ等）

概要： 従業員が水着・下着等の特定衣類を着用して接客を行う飲食店は、風営法・都条例により届出や運用制限の対象になります。接待を伴わない営業であっても規制が適用されます。
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• 代表例： 水着カフェ・下着をイメージしたバー（接待を伴わない場合）
• 手続： 届出（東京都等の条例に基づく運用確認）
• 注意点： 衣服のデザイン基準、広告表現、青少年保護規定への適合が必要。

飲食店営業許可（保健所）について

いずれの業種であっても、飲食物（料理や酒類）を提供する場合は、別途保健所の「飲食店営業許可」が必要です。保健所の基準（厨房設備・食品衛生責任者の設置等）に適合していることを確認してください。