在留資格とは？外国人が日本で働くために必要なビザの種類と取得手続きまとめ

はじめに

外国人が日本で生活したり働いたりするためには、「在留資格」が必要です。
この記事では、在留資格の基本的な仕組みや種類、取得・変更の手続きまでをわかりやすく解説します。

在留資格とは？

「在留資格」とは、日本に在留する外国人がどのような目的で滞在できるかを定めた資格のことです。
たとえば「技術・人文知識・国際業務」や「留学」「家族滞在」など、目的ごとに在留資格が分かれています。

✅ ポイント
在留資格＝日本での活動内容を法的に認める「滞在目的の証明」

在留資格の主な種類

在留資格は、大きく以下のように分類されます。

① 就労系の在留資格

・技術・人文知識・国際業務

・経営・管理

・技能実習

・特定技能

・企業内転勤　など

② 身分・地位に基づく在留資格

・永住者

・日本人の配偶者等

・永住者の配偶者等

・定住者　など

③ 学習・研修系の在留資格

・留学

・研修

・文化活動　など

④ その他の在留資格

・短期滞在（観光や商談など）

・特定活動（ワーホリ、インターンなど）

在留資格の取得・変更の流れ

【新規取得】

外国で日本の在外公館（大使館や領事館）に申請し、「査証（ビザ）」を取得して入国します。
その後、入国時に在留カードが発行されます。

【変更申請】

すでに他の在留資格を持っている場合は、日本国内で「在留資格変更許可申請」を行います。
例：留学生が就職して「留学」→「技術・人文知識・国際業務」に変更。

【更新申請】

在留期限が近づいたら、「在留期間更新許可申請」を行う必要があります。
期限切れには注意しましょう。

よくある質問（FAQ）

Q1. 在留資格とビザは同じですか？
A. 似ていますが異なります。ビザは「日本への入国許可」、在留資格は「日本での活動許可」です。

Q2. 在留資格を変更するのにどれくらい時間がかかりますか？
A. 一般的に1〜3か月ほどです。申請内容や時期によって異なります。

Q3. 在留資格の申請は自分でもできますか？
A. 可能です。ただし、書類が多く手続きが複雑なため、行政書士に依頼する人も多いです。

まとめ

在留資格は「日本でどんな活動をするか」を決める法的な資格

種類によって認められる活動内容が異なる

変更や更新には期限があるため、早めの手続きが大切

在留資格の相談や申請手続きでお困りの方は、ぜひ当事務所にご相談ください。