【保存版・実務編】在留資格「特定技能」申請の実務完全ガイド

申請手続・必要書類・登録支援機関・不許可を防ぐチェックポイント

※本記事は
👉 「在留資格『特定技能』の基礎解説」 の続編(実務編)です。
制度概要を理解した上で、実際の申請・運用で何をすべきかを解説します。


1. 特定技能の申請パターン【まずここを整理】

特定技能の申請は、大きく分けて次の3パターンがあります。

① 海外から呼び寄せるケース

  • 技能試験・日本語試験合格
  • 海外在住
  • 在留資格認定証明書(COE)交付申請

② 日本国内で在留資格を変更するケース

  • 技能実習2号修了者
  • 留学生 → 特定技能
  • 在留資格変更許可申請

③ 転職(同一分野内)

  • 既に特定技能1号で在留
  • 受入企業を変更
  • 在留資格変更 or 更新+支援計画変更

👉 実務では ②と③が最も多く、書類不備も発生しやすい です。


2. 外国人側の実務要件【試験・資格】

✅ 技能要件

以下のいずれかを満たす必要があります。

  • 分野別「特定技能評価試験」に合格
  • 技能実習2号を 良好に修了

※ 分野が異なる場合、技能実習修了でも 試験が必要 になる点に注意。


✅ 日本語能力要件

  • 原則:日本語能力試験(JLPT)N4以上
  • または国際交流基金日本語基礎テスト合格

※ 介護分野は追加の日本語要件あり。


3. 受入企業(特定技能所属機関)の要件【超重要】

① 適正な雇用契約

  • 日本人と 同等以上の報酬
  • フルタイム雇用が原則
  • 業務内容が分野別基準に合致していること

👉 業務内容がズレていると 不許可・指導対象 になります。


② 法令遵守

  • 労働基準法
  • 最低賃金法
  • 社会保険・労働保険
  • 過去5年以内に重大な法令違反がないこと

③ 支援体制の確保(特定技能1号)

企業は以下いずれかを選択します。

  • 自社支援
  • 登録支援機関へ全部委託

👉 実務上は 登録支援機関への委託が9割以上 です。


4. 登録支援機関の実務内容

登録支援機関は、以下の 義務的支援 を行います。

主な支援内容

  • 入国時の空港送迎
  • 住居確保・ライフライン手続支援
  • 生活オリエンテーション
  • 日本語学習機会の提供
  • 定期面談(3か月に1回以上)
  • 行政機関への同行支援

👉 支援未実施・虚偽報告は 受入停止リスク あり。


5. 特定技能の主な提出書類【実務目線】

🔹 外国人側

  • パスポート
  • 在留カード
  • 技能試験合格証明書
  • 日本語試験合格証明書
  • 履歴書
  • 住民票(国内在住者)

🔹 企業側

  • 雇用契約書
  • 労働条件通知書
  • 会社登記簿謄本
  • 決算書
  • 受入計画書
  • 支援計画書
  • 登録支援機関との委託契約書(委託の場合)

👉 書類量が非常に多く、整合性チェックが最重要 です。


6. 在留資格申請の流れ【実務フロー】

  1. 外国人の要件確認(試験・在留歴)
  2. 企業要件・業務内容チェック
  3. 雇用契約締結
  4. 支援体制の確定
  5. 在留資格申請(COE/変更/更新)
  6. 審査(1~3か月程度)
  7. 許可 → 就労開始

7. 実務で多い不許可・NG例

❌ 業務内容が分野基準に合わない
❌ 日本人より低い賃金設定
❌ 支援計画が形骸化している
❌ 転職理由が不明確
❌ 技能実習との業務連続性がない
❌ 書類間で内容が矛盾している

👉 「制度理解不足」+「書類精度不足」 が不許可の典型です。


8. 特定技能は「運用」が最重要

特定技能は
✔ 取得よりも
取得後の運用(支援・届出・更新)
が重視される在留資格です。

  • 定期届出
  • 契約変更届
  • 退職・転職時の届出
  • 支援状況報告

これらを怠ると、
👉 次回更新不可・受入停止 につながります。


まとめ|特定技能実務は専門家関与が前提の制度

在留資格「特定技能」は
✔ 外国人
✔ 企業
✔ 登録支援機関
の三者が関わる 高度に制度化された在留資格 です。

実務では

  • 事前設計
  • 書類整合性
  • 継続的な法令遵守

が成功の鍵となります。不明点があればぜひお問い合わせください。問い合わせページ

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